【高認】中学時代に現代社会が超苦手だった人へ

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高認(高等学校卒業程度認定試験)で、公民のなかから受験する教科を選択するとき、ぜひ「現代社会」を検討してみてください。現代社会は「今の社会」を扱っているので親しみやすいからです。「現代社会の教科は苦手」と思っている人も、この記事で紹介する勉強のコツを知れば、狙い目であることを理解できると思います。

「経済のしくみ」はこう学ぼう

現代社会のなかに「経済のしくみ」というジャンルがあります。ここでは「経済社会の変容」「市場経済のしくみ」「国民所得と経済成長」「金融のしくみと金融政策」「財政の役割と財政政策」といったことを学びます。NHKニュースに出てくるような言葉が並び「いかにも難しそう」という印象を持つかもしれません。しかし、これらのテーマは、高認に挑戦しようとしている人になじみ深いものです。

高認の挑戦者の多くは、現在働いているか、過去に働いた経験があるはずです。働くことは「経済のしくみ」そのものです。例えば、働いていると給料の金額が上がったり下がったりしますが、これは「国民所得」の問題であり、これには「市場経済」や「経済成長」が関わっています。

2019年10月に消費税が増税になり、キャッシュレス決済が本格的に普及しようとしていますが、これは「金融、金融政策、財政、財政政策」に深く関与しています。「給料が上がっても消費税が増税されては生活が楽にならない」と感じたら、それは「所得と財政」の両方を実感していることに他なりません。その実感を解説してくれるのが、現代社会のなかの「経済のしくみ」です。

「国際政治のしくみと動向」はこう学ぼう

現代社会のなかに「国際政治のしくみと動向」というジャンルがあります。国際政治と聞くと「日本の政治を知ることだけでも苦労しているのに、海外の政治まで学ばなければならないのか」と思う人もいるかもしれませんが、こちらも構える必要はありません。

例えば、アメリカ大統領のトランプさんは「キャラが立っている」人ですので、ニュースに登場するとつい注目してしまいます。トランプ大統領は、中国やヨーロッパに貿易戦争を仕掛けていて、時折、日本にも挑発的な態度を取ります。

ただ、トランプ大統領は、別に悪意があって世界を敵に回しているわけではありません。トランプ大統領は自分の国であるアメリカの経済を守ろうとしているだけなのです。しかし、その行動が極端すぎるため、国際協調を壊す結果になっています。こうした動きに興味を持てば、「国際政治のしくみと動向」を理解しやすくなります。

まとめ

現代社会を学習すると、日本の社会の今がみえてきます。そして、日本の社会の今に興味を持っている人が現代社会を学習すると、なぜ今の日本がこのようになっているかがわかってきます。

現代社会教科を苦手にしている高認挑戦者は、ぜひ自分のなかで、現代社会と日本の社会の今をつなげて考えてみてください。そうすれば積極的に「知りたい」と思えるようになるはずです。

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