中卒で宅建資格は取得可能!?不動産業界で役立つ宅建とは?

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最終学歴が中卒の人が不動産業界で活躍したいとき、宅建資格を受験できるのでしょうか?本記事では、不動産会社で働く場合に有利となる宅建資格が中卒でも取得できるのかについてご紹介します。あわせて、不動産業界で働きたい人なら取得しておきたい宅建と学歴との関係についても確認していきましょう。

宅建とは不動産業界で働くときに役立つ国家資格

宅建とは、宅建士のことで正式名称は「宅地建物取引士」と呼ばれています。土地や建物の売買、賃貸物件のあっせんなど、不動産の契約取引で活躍する国家資格です。宅建士は、主に不動産取引における以下の3つの業務を行っています。

・重要事項の説明
・重要事項説明書面の署名・捺印
・契約書書面への署名・捺印

宅建士に合格した後は、都道府県に登録手続きを行い、「宅地建物取引士証」の交付を受ければ、宅建士として仕事ができるようになります。宅建士が活躍できる仕事が多いのは、不動産業界です。例えば、アパートやマンションなどの賃貸物件を仲介したり、分譲マンションや分譲住宅を販売したりするなど不動産取引が主な業務となっています。

不動産取引において宅建士は、欠かせない存在となるため、他にも以下のような企業で宅建士のニーズがある傾向です。

・ビルやマンションの管理業務を行う不動産管理会社
・不動産開発した物件を販売する建築会社
・不動産を担保にする際、土地や建物の評価をする金融機関など

中卒から宅建資格を取得するには

宅建試験には、年齢や国籍、学歴などの受験要件はありません。誰でも受験できる国家試験のため、中卒者もチャレンジできます。自分で参考書を買って勉強する独学のほか、効率的に学習したい人は通学講座や通信講座で勉強しましょう。

不動産業界で中卒は不利?

不動産会社では、一つの事務所において5人に1人以上の割合で宅建士を設置しなければならないルールがあります。そのため、中卒で不動産会社への就職を考えている人は宅建士の資格を取得することで採用が有利になる可能性があるでしょう。また、不動産業界で経験を積んで独立開業も可能です。一般的な企業の場合、「中卒」という学歴だけで応募すらできない求人が少なくありません。

しかし、学歴に関係なく取得できる宅建士の資格があれば、中卒でも不動産会社で採用される可能性が高まります。ただ、中卒のままだと「契約社員やパートでの採用となって正社員での就職が難しい」「昇給や昇任が不利」といった会社があることも忘れてはいけません。

中卒の宅建士になって正社員として活躍したい人は、宅建試験の受験と合わせて高校卒業程度の学力を証明できる高卒認定試験(高認)の合格も目指すことをおすすめします。

まとめ

中卒でも学歴や年齢などの受験制限がない宅建にチャレンジして、国家資格を手に入れることができます。また宅建士は、不動産業界で欠かせない存在なので資格を活かした働き方が期待できます。ただし、中卒のまま正社員になるのは難しい会社もあるため、宅建試験とあわせて高卒認定試験の合格を目指すことも選択肢の一つでしょう。



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