【高認合格ナビ】【中卒でパティシエとして活躍する方法】専門学校で資格取得が早道？

洋菓子を専門とするお菓子職人を「パティシエ」と呼びます。将来、パティシエとして活躍することを夢見ている人も多いかもしれません。そこで本記事では、最終学歴「中卒」の人がパティシエとして働くための方法をわかりやすく解説します。できるだけ早くパティシエとして活躍するための近道や製菓専門学校のメリットなども取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。

中卒でもパティシエとして活躍することは可能

パティシエとして働くために大切なのは、「よりおいしいお菓子を生み出したい」という情熱や正確な技術、豊富な知識などのため、求人に際して「最終学歴」が問われることは少ない傾向です。ただし、学歴以外で重視されるポイントもいくつかあります。

まずは、「仕事に意欲があるか」「体力面での問題がないか」といった基本的なポイントです。また、チームを組むパティシエ同士とのスムーズな意志疎通や、お客さまににこやかに接し、要望を聞き取れるコミュニケーション能力も非常に大切となります。

さらに、チーム内で孤立することがないように、協調して仕事に取り組める能力も見られるでしょう。パティシエの仕事は朝早くに始まり、立ち仕事が中心で体力的にも負担が大きい職場のため、「やる気が第一」と考えられやすい傾向です。

そのため、最終学歴「中卒」でもパティシエとしての能力が備わっているのであれば、将来十分に活躍できる職場でしょう。

なるべく早くパティシエとしての実力をつけたいなら専門学校がおすすめ

パティシエの求人では、未経験でも可能としているものが多数あります。しかし、経験者が優遇される現実も否めません。さらに、「なるべく早くパティシエとしての実力をつけたい」「即戦力としてより有利な条件で就職したい」という場合は、製菓の専門学校に進むのがおすすめです。

とはいえ、製菓の専門学校にも受験条件があります。例えば、「高卒」が条件となっている場合なら最終学歴「中卒」のままでは受験できません。中卒から製菓専門学校に進学するための近道の一つが、高卒認定試験（以下、高認）を受験し、「高校卒業者と同程度の学力がある」と認めてもらうことです。

高認は文部科学省が年2回実施している試験で、出題されるのは中学校から高校基礎レベルとなっています。一度合格した科目は再度受ける必要がないなど、全科目で合格するためのハードルが低く、挑戦しやすい試験です。

中卒の人は、まず高認資格を取得し、製菓専門学校を受験して、より早く一人前のパティシエになることを目指しましょう。

製菓専門学校のメリットとは

中卒者が高認資格を取得して製菓の専門学校に通うと、どのようなメリットを得られるのでしょうか。第一のメリットは、パティシエに必要な知識や技術を1～2年という短期間でより実践的に学べることです。こうした知識や技術を身につけて「製菓衛生師」という資格を取得しやすくなることも、専門学校ならではのメリットです。

また、製菓の専門学校には多くの求人が寄せられるため、さまざまな情報が集まるなかからより条件のよい職場を選べたり、正社員として採用されやすかったりします。さらに、同じ夢を持つ仲間と出会うことができ、パティシエとして働くうえでのモチベーションにつながることもあります。

同年代の仲間を専門学校で得て、ともにパティシエとして活躍する道を歩んでみてはいかがでしょうか。