中卒でもデザイナーになれる?デザイナーになるまでの方法を解説
中卒だと就職や転職の選択肢が狭いイメージがあり、なかなか就きたい職業に就けないという悩みがあるかもしれません。
なかでも、クリエイティブな職業は専門学校卒などが基本と考える方が多いでしょう。
デザイン業界もきらびやかなイメージがあるため、挑戦前に諦めている方がいるかもしれません。この記事では、中卒でもデザイナーになれるのかや、デザイナーになる方法を解説していきます。
中卒でもデザイナーになれる
まず結論からですが、中卒であってもデザイナーになれます。そもそもデザイナーは学歴が関係しない技術職です。
そのため、学歴よりも経験があるかどうかが重視されます。
多くの企業では最終学歴によって年収が決まるため、中卒だと生涯賃金が低いという話を聞いたことがあるかもしれません。デザイナーは実力社会のため、技術さえ磨いていけば、中卒でも十分に高い年収を得ることが可能です。
未経験からデザイナーになる方法
中卒でもデザイナーになれると解説しましたが、未経験も気になる部分ではないでしょうか。未経験でもデザイナーにはなれますが、方法がいくつかあるため、分けて解説していきます。
大学や専門学校に通う
若いうちからデザイナーを志すのであれば、デザイン系の大学か専門学校への入学をおすすめします。学校であれば講師に指導してもらえるだけではなく、同じ学生のデザインを見て勉強できることから、良い刺激にもつながるでしょう。
また、卒業までにいくつも作品を作るため、就職の際にもポートフォリオとして提示しやすく、採用率が格段に高くなります。
Webスクールで勉強する
大学や専門学校がデザイナーへの近道ではありますが、金銭面や年齢などで通いにくい場合には、民間のWebスクールがおすすめです。基本はオンラインで完結することが多く、仕事をしながら平日の夜や週末などに授業を進められます。
また、スクール形式になっていることから、カリキュラムが組まれているのもポイントです。しっかりと順を追ってデザインの勉強に取り組めるため、未経験でもスクールを卒業する頃には実績ができています。
独学でデザインを勉強する
独学でデザインを勉強することも不可能ではありません。専門誌だけではなく、デザインについて解説しているインターネット記事や動画が多くあります。
スクールなどを受講しないことから費用はほとんどかからず、自分のペースで勉強可能です。しかし、独学でデザインを学び切ることは難しく、人によっては途中で挫折してしまうこともあるでしょう。
わからない部分が出てきても質問もできないため、デザイナーまでの近道とはいえません。
未経験可の企業に就職する
もし、デザイナー一本で生きていく覚悟があれば、デザイン会社に就職や転職することも一つの方法です。経験必須のように感じるデザイナーですが、未経験可としている求人も少なくはありません。
就職できれば学校などに通う費用も発生せず、給与を受け取りながら勉強できます。ただし、未経験ということからいきなり高待遇にならないことは理解しておいてください。
おもなデザイナーの種類
デザイナーと一言にしても、実はさまざまな種類に分かれています。簡単ではありますが、おもなデザイナーの種類を解説していくため、参考にしてみてください。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、ポスターやフライヤーといった印刷物、WebサイトやSNSの画像などをデザインします。イラストレーターとは異なり、絵が描けなくてもできるデザイナーです。
Webデザイナー
最近はWebデザイナーとグラフィックデザイナーが同じものという認識になってきていますが、印刷物はデザインせず、すべてWeb上のみのデザインです。Webサイトやバナーなどが中心と考えてもらえればよいでしょう。
CGデザイナー
CGを使ってグラフィックを制作するのがCGデザイナーです。Webデザイナーのように全体をデザインするのではなく、素材を作ります。仕事としては幅広く、デザイン以外にも建築や産業用の図面などでも活躍可能です。
ゲームデザイナー
名称のとおり、ゲームをデザインするのがゲームデザイナーの仕事です。家庭用のゲームだけではなく、最近ではスマートフォン向けのアプリまで広がっています。デザインするのはキャラクターやアイテム、背景など幅広い分野です。
ファッションデザイナー
ここまでのデザイナーとは大きく異なりますが、衣類をデザインするのがファッションデザイナーです。実際にパターンや試作の制作なども行なうため、独学では難しい部類に入ります。服飾系の大学や専門学校を卒業することは必須になってくるでしょう。
まとめ
中卒でもデザイナーになれるのかを解説してきました。デザイナーは実力社会のため、中卒や未経験でも問題はありません。
しかし、デザイナーの種類によっては独学でやるのは難しいでしょう。まずは、どのようなデザイナーになりたいのかを考え、必要であればスクールなどの受講を検討してみてください。