中卒でも公務員になれるの?受験資格や公務員になるための方法

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公務員は民間企業の社員とは異なり、倒産やリストラのリスクが少ないので、人気のある職業のひとつです。そのため、高校を中退したり高校に進学しなかったりした方の中にも公務員という職業に魅力を感じている方は多いでしょう。 しかし、中卒でも公務員になることはできるのでしょうか?今回は、中卒でも応募できる公務員の職種と、中卒公務員のメリット・デメリットをご紹介します。

中卒でも受験資格がある公務員の職種とは?

ほとんどの公務員試験では学歴要件が設けられており、学歴にわけて試験が実施されます。その学歴区分は下記の通りです。

・高校卒業程度
・短大卒業程度
・大学卒業程度

学歴区分は高校卒業程度以上となっており、中卒はほとんどの公務員試験を受験できません。しかし、公務員の職種の中には中卒でも応募できるものがあります。それは下記の職種です。

・高等工科学校生徒
・自衛官候補生
・一般曹候補生

上記の職種すべてが自衛官です。高等工科学校生徒は、年齢制限が17歳未満となっています。そのため、高校1年で中退した方や高校に進学しなかった方が応募できます。自衛官候補生と一般曹候補生は年齢制限が18歳以上33歳未満となっているため、中卒でも18歳に満たない方は応募できません。

中卒公務員のメリット

中卒公務員のメリットとして挙げられるのが、安定した職を得られるという点です。民間企業とは違い、公務員はリストラに遭う心配がありません。また、公務員は倒産によって仕事がなくなることもないため、安定した職を得ることができるでしょう。

そのほかのメリットとしては、社会的信頼性の高さです。公務員は安定した生活が保証されますので、同時に社会的な信頼を得やすくなります。社会的信頼性が高いと住宅ローンや自動車ローンが組みやすくなるなどのメリットがあります。

中卒公務員のデメリット

中卒公務員のデメリットは、体力を使う仕事が多いという点です。中卒で公務員になる場合、多くの人が自衛官の道を歩むことになります。自衛官は肉体労働が多いので、体力仕事が好きではない方にとってはデメリットとなるでしょう。

公務員には高卒認定資格を取得しよう

もし、自衛官以外の公務員になりたいという場合は、高卒認定資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。高卒認定資格を取得すれば、学歴区分が高校卒業程度となっている公務員試験を受験できるからです。例えば、警察官や消防士に応募することも可能です。高卒認定資格を取得すれば、中卒よりも応募できる公務員の職種が増えるので、職種の選択肢を増やしたい方は高卒認定資格の取得をおすすめします。



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