高認試験の成績証明書って何?その取得方法と使用法を解説します

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高卒認定試験(以下、高認)を受験し、科目合格することで、全日制高校の単位が修得できる可能性があります。また、通信制高校の卒業単位に加算できたり、高等教育機関の受験資格が得られたりするといった点もメリットです。

メリットを最大限活かすために必要なのが、科目合格成績証明書や合格見込成績証明書、合格証明書など。ここでは、各証明書の内容や利用方法、取得方法について、わかりやすく解説していきます。

高認試験の科目合格成績証明書・合格見込成績証明書が必要になるケース

高認の一部科目に合格もしくは全科目合格者で、交付申請する年度に18歳以上に達していない人に交付されるのが、科目合格証明書と科目合格成績証明書です。これは、「科目合格した年度と科目名」、「科目合格した年度と科目名と成績が記載されたもの」で、評点はABCで評価されます。

通信制高校の卒業単位への加算申請や、全日制高校の単位として認定してもらいたいときに用いることが多い傾向です。ただし、全日制高校でその合格科目を単位として認定されるかどうかは学校長の判断にゆだねられています。認定されないケースもありますので、事前に確認しておきましょう。

また、年度内の高認合格が見込まれている人に交付されるのが、合格見込成績証明書です。これは、高認の合格科目と通信制高校などで理由した科目を合算して、高認の合格見込みを認定してもらうためのもの。ただし、「合格見込成績証明書を発行=合格した」ということにはなりません。

合格後に、必ず合格証明書もしくは合格成績証明書を申請する必要があります。この申請を忘れてしまうと、大学に入学できない可能性がありますのでご注意を。

合格証書や合格証明書とはどう違う?

高認合格後に送付されるのが、合格証書です。これは、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験、高認試験)に合格すると送付されてくる、高認合格を示す証書。一方で、合格証明書は高認合格を証明するための書類で、合格証書の番号や氏名・本籍・生年月日・合格年月日などが記載されたものです。

大学への入学願書提出などに際しては、合格証書のコピーもしくは合格証明書の原本が必要になります。大学によっては、合格成績証明書の原本が求められることもありますので、提出すべき書類の内容をしっかりチェックしておきましょう。

科目合格成績証明書・合格見込成績証明書の取得方法

科目合格成績証明書を取得する場合は、以下の書類が必要になります。

・必要事項を記入した科目合格証明書交付願
・郵便局などで購入した収入印紙(1通あたり250円)
・返信用切手を貼った返信用封筒(角型2号封筒に自分の郵便番号・住所・指名を記入したもの)

また、合格見込成績証明書を取得する場合は、以下の書類が必要です。

・必要事項を記入した見込成績証明書交付願
・未開封の単位修得見込証明書(高等学校で発行したもの)
・科目合格通知書の原本
・郵便局などで購入した収入印紙(1通あたり250円)
・返信用切手を貼った返信用封筒(角型2号封筒に自分の郵便番号・住所・指名を記入したもの)

これらを文部科学省宛てに送付します。必要な証明書によって内容が異なりますので送付の際は不備のないようにしっかりと確認しておきましょう。



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