「高認」対策には過去問を解くことがとても重要

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高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)に挑戦する人は、過去問を有効活用してください。高認は出題傾向をあまり変えない特徴があるので、過去問を解けば「どのような問題が出るか」が見えてきます。出題傾向をつかむことができれば、勉強方法を決めることができます。また、過去問を解くことで「今の自分の学力」がわかります。

過去問はここで入手しよう

高認の過去問は、文部科学省が公式サイトで公開しています。URLは以下のとおりです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/index.htm

問題と解答の両方をパソコンにダウンロードしてプリンターで印刷すれば、無料で過去問を入手することができます。まずは、答えも参考書も見ずに、問題だけを見て解いてみましょう。そのあとで解答を見て、答え合わせをしてください。間違った問題や、正解したけど自信がなかった問題については、必ず教科書や参考書で内容を確認しておいてください。

過去問とは

のだから、もう出題されないのではないか」と思っている人もいるかもしれませんが、その認識は正しくありません。過去に出題された問題が「そのまま」出ることはありませんが、「形を変えて」出題されます。

高認の問題は、高校の教科書からそのまま出ることが多いので、問題の「元ネタ」がそれほど豊富ではありません。それで元ネタを使いまわすことになり、過去に出題された問題と似た問題が出てくるのです。

過去問はこのように勉強しよう

過去問は、1)出題傾向を把握する、2)勉強方法を決定する、3)今の学力を知る――の3つの用途に使うことができます。

1)出題傾向を把握する
過去問を解くと、高認の問題をつくっている人たち(出題者)が、「どのような知識を問おうとするのか」がみえてきます。
また、過去問を解くと、高認の問題の難易度がわかります。

2)勉強方法を決定する
出題傾向を把握できると、どのように勉強すればよいのかがわかってきます。得意科目の過去問を解けば、「意外に簡単だ」と感じられるかもしれません。その域に達したら、勉強時間を苦手科目に回すことができます。

また、ある科目の過去問を解いてみて、まったく歯が立たなかったら、その科目の勉強を強化しなければなりません。その科目だけ予備校の授業を受けてもよいでしょう。

3)今の学力を知る
過去問を解けば、今の学力を正確に知ることができます。高認は、学力が足りなければ不合格になり、学力が十分あれば合格します。努力や勉強時間はまったく評価されず、試験の点数だけで合否が決まるシビアな世界です。そのため、今の自分に合格するだけの学力があるかどうかの判定はとても重要になります。

まとめ

高認の本番が近づいたら、過去問を集中的に解きましょう。そして過去問を解いて間違ったところを中心に勉強するようにしてください。過去問で解けた問題は、きっと本番でも解けます。過去問でつまずいた問題は、きっと本番でも正答できないでしょう。過去問は、自分の強みと弱みを映す鏡のようなものです。

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