【高認合格ナビ】高卒認定試験は簡単すぎ？合格率と独学で合格するための学習ポイントを紹介！

人生の選択肢を広げるために、高卒認定試験に挑戦しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、高卒認定試験の概要や合格率、独学で合格するための学習ポイントを詳しく解説します。

高卒認定試験の概要 

高卒認定試験は、高卒と同等の学力を証明するための試験です。文部科学省が実施しており、合格すると大学進学や国家資格の受験ができるようになります。

ここでは、高卒認定試験の受験科目や試験にかかる費用、受験資格などを紹介します。

 高卒認定試験の受験科目 

高卒認定試験では、8または9科目への合格が必要です。

令和5年度までは地理歴史と公民、理科が選択科目でしたが、令和6年度からは理科のみが選択科目となりました。また、地理歴史と公民の合格条件も変更されます。

変更点を確認し、最新の試験要領に基づいた対策を行ないましょう。

 高卒認定試験にかかる費用 

高卒認定試験の受験費用は、科目数によって異なります。

試験費用は1〜3科目までは4,500円、4〜6科目までは6,500円、7科目以上は8,500円です。

 高卒認定試験の受験資格 

高卒認定試験の受験資格を得られるのは、受験する年度終了までに16歳以上になる方です。

高校に在籍しながらでも受験可能ですが、高校を卒業した人やすでに大学入学資格を持っている人（大学入学資格検定や高等学校卒業程度認定試験合格者など）は受験対象外です。

高卒認定試験の合格率 

高卒認定試験の合格率は約40〜50％で、難易度は標準です。

基礎学力を測る試験で、内容は中１〜高１の範囲が中心です。しかし、容易に合格できるわけではなく、着実な対策が欠かせません。

 高卒認定試験の合格点 

高卒認定試験の合格点は、1科目ごとに100点満点中40〜50点前後です。

一度合格した科目は次回以降の受験から免除され、高校在学時の単位取得状況や英検・実用数学技能検定などの資格取得によっても科目の免除が可能です。

 高卒認定試験は独学でも合格可能？ 

高卒認定試験は独学でも合格可能ですが、無計画な取り組みでは難しいでしょう。独学は自由度が高い一方で、自己管理が求められます。過去問を解いて自分の理解度を確認し、わからない範囲を参考書や問題集で学習すると効果的です。

学習習慣が身に付いていない方や学力に自信のない方は、通信制講座やスクールの利用も検討しましょう。

 高卒認定試験に独学で合格するポイント

高卒認定試験に向けた独学のポイントを3つ紹介します。

 基礎学力を身に付ける 

高卒認定試験の難易度は標準ですが、基礎学力がないと独学で学習を進めるのが難しいでしょう。基礎学力が身に付いていないと、覚えるスピードが遅れて合格までに時間がかかる場合があります。

 自分に合った参考書を選ぶ 

高卒認定試験の学習を効果的に進めるには、自分に合った参考書を選ぶことが大切です。

参考書は、写真やイラストが豊富で解説がわかりやすいものがおすすめです。苦手な単元があれば、その部分だけを重点的に扱う参考書を選ぶのもよいでしょう。

また、資格取得スクールが出版元の参考書には、合格のためのノウハウや効率的な学習法も掲載されています。そのため、迷った際は参考書の出版元を確認するのもおすすめです。

 過去問を繰り返し解く 

高卒認定試験は出題傾向が安定しており、過去問を繰り返し解くのが効果的です。また、過去問を解くと、自分の実力や得意不得意を知ることができます。

解けなかった箇所やわからない箇所は、参考書を使用して理解を深めましょう。

過去問は市販のものもありますが、文部科学省のホームページからは無料でダウンロード可能です。

 まとめ

高卒認定試験は、高卒と同等の学力を証明する試験です。高卒認定試験は独学でも合格可能ですが、計画的なアプローチが不可欠です。

学習の進め方がわからない場合や自分の学力に自信がない場合は、通信制講座やスクールの利用も検討しましょう。