高認受験におすすめのテキストは?独学や復習で使える教材まとめ
高認で受験する教科数は8~10教科と多い傾向のため、受験勉強にはさまざまなテキストが必要です。しかし、たくさんありすぎて「どれを選べばよいか迷ってしまう」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高認を受験する際におすすめのテキストを紹介いたします。
高認テキストを選ぶポイント
高認に関連したテキストは、大別すると「過去問」「問題集」「参考書」の3種類です。過去問は、出版している数も限られていて、解答や解説に大きな違いはないため、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。一方で、問題集や参考書は種類が多いため、次の3つのポイントで選ぶことが大切です。
ポイント①図やイラストによる解説が多いもの
文字中心のテキストは、読みづらくて飽きやすくなってしまいます。できるだけ絵や写真、グラフなどが多めで、読みやすいものがポイントです。
ポイント②過去問の頻出度がわかるもの
高認の出題内容や形式は、おおむね一定な傾向です。テキストに掲載されている各問題が、どのくらいこれまで出題されてきたかで勉強する優先順位をつけましょう。
ポイント③学習レベルにマッチしたもの
学習を始めたばかりの人と受験直前の人では、選ぶテキストは異なります。例えば、初めて高認の勉強をする人の場合、要点だけ簡単にまとまった受験直前用の整理ノートを使うことはおすすめできません。全体的な流れがわかっていないため、苦戦してしまうでしょう。
そのため、初学者の場合は、自分の学習レベルにマッチした文字やイラストで丁寧に解説しているテキストを選ぶことが大切です。
独学でイチからスタートするなら?
独学で高認にチャレンジする人は、上記の選び方を参考にして、科目別でわかりやすく解説しているテキストを選びましょう。最初は、難易度が低いテキストからスタートして、学習が進んだら情報量の多いテキストへスライドしていくのが大切です。また、何冊も手を出すより、同じテキストを繰り返し読み返したり、問題を解いたりするほうが身につきやすいでしょう。
受験対策におすすめのテキスト
①旺文社「高校 とってもやさしい」シリーズ
基礎学力に不安のある人は、まず中学の復習から高校基礎までをざっと見返すことができる「高校 とってもやさしいシリーズ」を使ってみましょう。おすすめする主な理由は、以下の通りです。
●テキストが薄くモチベーションが続きやすい
●重要なポイントを絞り込んでいる
●手書きや吹き出しのコメント、豊富な図が入っていてわかりやすいなど
②J—出版「高卒認定ワークブック」シリーズ
重要事項の確認をしながら、基本問題からレベルアップ問題へ進めるため、基礎から一つずつ学習を積み重ねることが期待できます。合理的で無理のない勉強ができるテキストです。問題にも多くのスペースが割かれていて、丁寧な解説が付いているため、試験問題を意識した実践的な学習ができます。
受験直前の復習や内容確認には?
J-出版「高卒認定・スーパー実践過去問題集」シリーズ
受験直前は、実際の試験をイメージしながら過去問を繰り返し解く過去問題集が合否の鍵を握ります。できるだけ多くの過去問に触れるには、過去3年分の夏秋2回、合計6回分を掲載している「高卒認定・スーパー実践過去問題集シリーズ」がおすすめです。解説は、基本的な内容も含めて丁寧に説明されているため、復習にもつながります。
まとめ
紹介したテキストや参考書、過去問集で勉強を続けて、試験問題に慣れておくことが受験成功の近道です。ただ、独学ではわからない点を質問できなかったり、回り道をして時間がかかってしまったりすることもあります。スピーディーで確実な合格を目指すなら、高認に対応している塾や通信教育を利用するのもおすすめです。