【中卒から看護師】看護学校を出ればいい?准・正看護師の違いも解説

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看護師を目指していたにもかかわらず、「高校を中退してしまったから、夢をあきらめなければならない」と考えている人はいませんか?実は、最終学歴「中卒」から准看護師・正看護師になることは可能です。本記事では、看護師や正看護師の違いや、中卒から准看護師・正看護師になる方法をわかりやすく解説します。



看護師は准看護師・正看護師の2つ

看護師と一口にいっても、准看護師と正看護師(看護師)の2つがあります。両者の主な違いは、以下の通りです。

准看護師

主に、医師や正看護師(看護師)からの指示を受けて業務にあたる看護師です。免許の発行元は、都道府県知事で自らの判断に基づいた看護業務は許されていません。

正看護師(看護師)

厚生労働大臣が免許を発行し、自らの判断で看護業務ができるのが大きな特徴です。

最終学歴が「中卒」の場合、すぐに目指せるのは准看護師です。そのため、一気に正看護師となることはできません。ただし、中卒者が准看護師を経て正看護師を目指すことは可能です。以下の項目で、免許取得までの流れを確認してみましょう。

准看護師になる方法

中学校卒業、もしくは高校中退後に准看護師を目指すためには、准看護学校(2年制の専門学校)への入学が必要です。働きながら准看護学校に通う人も多いため、全日制だけでなく、平日の午後や夜間に授業を行う半日制の授業が行われる学校もあります。こうした准看護学校に2年通うことで、准看護師試験の受験資格を得ることが可能です。

准看護師試験は、毎年2月の中旬~下旬にかけて都道府県ごとに実施され、14科目から150問ほど出題されています。ちなみに、2019~2021年の合格率は以下の通りです。

年度

合格率

2019年

96.0%

2020年

99.0%

2021年

98.0%

ほぼ100%に近く、非常に合格率の高い試験ということが理解できるのではないでしょうか。准看護師試験の合格者に交付される合格証書をもとに、准看護士免許の申請手続きを行えば、免許を取得できます。

正看護師(看護師)になる方法

正看護師になる主な方法は、以下の3つです。

・准看護師から正看護師を目指す
・5年一貫看護師養成課程校に通う
・高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)合格後大学・短大の専門課程で学ぶ

いずれにしても、正看護師の国家試験に合格しなくてはいけません。

准看護師から正看護師を目指す場合

准看護師として3年以上働いたのち看護師養成校に通い、国家試験となる看護師験に合格するステップが必要です。

5年一貫看護師養成課程校に通う場合

中卒から正看護師を目指す人の最短ルートでもあります。看護科の3年を修了すると高卒資格を得ることができ、5年間を修了すると看護師の受験資格を取得できる流れです。

高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)合格後大学・短大の専門課程で学ぶ

文部科学省が実施している高認試験に合格すれば、看護専門学校や看護大学、看護短大を受験する資格が取得できます。こうした専門学校・大学・短大などで専門課程を学び、看護師国家試験の受験資格を得て合格すれば、晴れて看護師の仲間入りです。



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