高卒認定試験はどこで受ける?2026年度の日程について

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高校を中退した、または進路に悩んでいるなかで、「高卒資格が欲しいものの、何からはじめれば良いのかわからない」と不安を感じている方は少なくありません。なかでも、試験会場の場所や実施日程は、早い段階で把握しておきたい重要な情報です。

本記事では、2026年度(令和8年度)の最新情報をもとに、高卒認定試験の会場の選び方や出願の流れ、試験科目・難易度について詳しく解説します。あわせて、新科目「情報」への対策方法など、効率良く合格を目指すためのポイントも紹介するため、ぜひ今後の準備に役立ててください。

高卒認定試験はどこで受ける?

試験

高卒認定試験を受けるにあたり、会場の場所は早めに把握しておきたいポイントです。試験会場は全国に設けられているため、居住地や移動手段に合わせて受験しやすい会場を選べます。

まずは、会場の確認方法と選び方のコツを解説します。

高卒認定試験はどこで受ける?

高卒認定試験は、原則として全国の各都道府県に試験会場が設けられています。

受験会場については、「住民票のある都道府県でしか受けられない」といった制限はありません。仕事や帰省などの都合に合わせて、全国のなかから希望する都道府県の会場を選択できます。

例えば、住民票は大阪府にあるものの、試験当日は実家のある福岡県や隣接する兵庫県で受験したい場合でも、出願時に希望会場を選べば受験可能です。居住地と異なる都道府県であっても、特別な手続きは必要ありません。

試験会場が発表されるタイミング

試験会場の具体的な施設名(〇〇大学、△△ビルなど)は、願書提出後に送付される受験票に記載されます。出願時点では都道府県単位での選択となり、詳細な会場名は後日確認する流れです。

2026年(令和8年)第1回試験の出願期間は、4月6日(月)~5月13日(水)までとなっています。願書提出後、6月下旬頃に受験票が届き、その時点で初めて試験会場の詳しい場所を把握できます。

なお、一度出願したあとは、原則として試験会場の変更はできません。試験会場の数は年度や地域によって異なりますが、各都道府県で限られた会場数となるケースが一般的です。そのため、申し込みの際は、試験当日に無理なく通える都道府県を慎重に選ぶ必要があります。

【2026年最新】高卒認定試験の日程と申し込み(出願)の流れ

カレンダー

高卒認定試験は、毎年8月と11月の年2回実施されます。出願期間を過ぎると、次回試験まで受験できないため、早めのスケジュール管理が欠かせません。以下では、2026年度(令和8年度)の試験日程をまとめています。

項目 第1回試験 第2回試験
受験案内の配布開始 2026年4月6日(月) 2026年7月21日(火)
出願期間(消印有効) 4月6日(月)~5月13日(水) 7月21日(火)~9月11日(金)
受験票の発送予定 6月下旬頃 10月下旬頃
試験日 8月6日(木)・7日(金) 11月7日(土)・8日(日)
結果通知発送予定 9月1日(火) 12月8日(火)

引用:文部科学省|高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)

なお、申し込みから試験当日までのステップは以下のとおりです。

1.受験案内(願書)を入手する

文部科学省の公式サイトから請求するか、各都道府県の教育委員会などの配布場所で入手します。

2.必要書類を準備する

住民票または戸籍抄本が必要です。高校中退者は、科目免除申請に必要な単位修得証明書も用意します。

3.願書を記入し、受験料を支払う

受験科目数に応じた金額の収入印紙を購入し、願書に貼り付けます。

4.願書を郵送して出願する

必要書類を同封し、必ず簡易書留で郵送します。

5.受験票を受け取る

出願後に届く受験票で、試験日程や具体的な試験会場を確認します。

高卒認定試験の科目と難易度

ノートに書いている

高卒認定試験は、「合格者をふるい落とすための試験」ではなく、一定の学力水準に達しているかを確認することを目的としています。そのため、あらかじめ試験科目や出題範囲を把握しておくことで、無理のない学習計画を立てやすくなります。

特に、2026年度(令和8年度)からは試験科目に変更点があるため、受験を検討している場合は事前に内容を確認しておくことが大切です。

高卒認定試験の科目

高卒認定試験の科目は、以下のとおりです。

・地理歴史(地理・歴史)

・国語

・公民

・数学

・理科(複数選択可能)

・英語

・情報(2026年度から必須追加)

受験者はすべての科目を一度に受ける必要はなく、複数回に分けて受験可能です。高校中退者の場合、過去に高校で取得した単位を証明書で提出すると、一部科目が免除になるケースもあります。

高卒認定試験の難易度

高卒認定試験の難易度は、一般的に「中学から高校1年生程度の基礎レベル」とされています。出題形式はマークシート方式が中心です。

各科目の合格基準は、目安として100点満点中40点前後とされており、科目によって多少の差があります。すべての科目を一度に合格する必要はなく、科目合格制度が設けられています。一度合格した科目は、次回以降の試験でも引き継がれます。

全体の合格率は、おおむね40~50%程度といわれています。科目ごとの差はあるものの、計画的に学習を進めれば、十分に合格を目指せる試験といえるでしょう。

「簡単」という声を耳にすることもありますが、それはあくまで基礎学力が身についている場合の話です。出題範囲が広い社会科目や、2026年度から新設される「情報」については、事前に内容を把握したうえで対策を進める必要があります。

高卒認定試験に合格するためのコツ

勉強のコツ

高卒認定試験では、限られた試験時間のなかで、いかに効率良く得点を重ねられるかが重要です。独学での合格も可能ですが、やみくもに勉強を進めても成果にはつながりにくい傾向があります。

以下で紹介するポイントを意識することで、学習効率を高め、合格に近づけます。

過去問を最低3年分は解く

高卒認定試験の対策では、過去問題を活用した学習が有効です。出題形式や問われやすい知識の傾向が比較的安定しているため、直近3~5年分の過去問に取り組むことで、頻出分野や問題パターンを把握しやすくなります。

学習の進め方としては、まず本番と同じ制限時間で一度解いてみることが重要です。その後、「解答の確認」「解説の読み込み」「間違えた問題の復習」という流れを、最低でも3回程度繰り返します。

特に間違えた問題については、なぜその答えになるのかを自分で説明できる状態を目指して復習を行いましょう。複数年度の問題に取り組むことで、毎回出題されているテーマが見えてきます。結果として、学習の優先順位が明確になり、効率的に対策を進められます。

完璧を目指さず基礎知識を固める

高卒認定試験で「100点を取る」ことを目標にすると、かえって学習効率が下がる場合があります。試験では科目ごとに合格基準が設けられているため、満点を狙うよりも、合格ラインを安定して超えることを意識した学習計画が重要です。

まずは、各科目で合格基準の目安とされる40点前後を確実に取れる状態を目指しましょう。余裕を持ちたい場合でも、60%程度を目標に設定すれば十分です。

学習を進める際は、難問に時間をかけすぎず、基本問題で確実に得点する姿勢を意識しましょう。

塾や予備校を活用する

独学は自分のペースで進められる反面、学習計画が立てにくかったり、途中でペースが崩れたりしやすい点が課題です。そのような場合、塾や予備校を活用する選択肢も検討できます。

高卒認定試験に対応した対策コースを設けている塾や予備校では、試験傾向を踏まえた授業や教材、学習スケジュールが用意されていることが一般的です。あらかじめ学習の流れが示されているため、合格までの道筋を描きやすくなります。

特に、2026年度から新設される科目「情報」は過去問題が存在しないため、教材内容や出題傾向の分析が重要になります。講師による解説を活用することで、独学よりも効率良く基礎理解を進めやすくなるでしょう。

また、質問対応や進捗管理といったサポートが受けられる点も、塾や予備校を利用するメリットです。費用は発生しますが、学習時間の短縮や計画管理の負担軽減につながるため、結果的に効率的だと感じる受験者もいます。

まとめ

高卒認定試験は、全国の都道府県で受験でき、生活環境や予定に合わせて会場を選べる柔軟な試験です。2026年度(令和8年度)は8月と11月の年2回実施され、試験科目には新たに「情報」が加わります。

すべての科目を一度に合格する必要はなく、科目合格制度を活用しながら段階的に進められる点も特徴です。無理にペースを上げるのではなく、自身の状況に合わせて学習を積み重ねていくことが大切です。

新科目への対応や学習計画に不安がある場合は、塾や予備校といった外部のサポートを活用するのも1つの方法です。効率的な学習環境を整えることで、高卒資格の取得に向けた一歩を着実に踏み出せるでしょう。

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