中卒でとれる国家資格、高卒でとれる国家資格を徹底解説!

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世の中には、さまざまな国家資格があります。職業によっては資格取得が必須であったり、資格を取得することでより高度な職域へと移行できたりすることもあるでしょう。また、資格取得をすることでお給料アップにつながるケースもあるため、資格取得を検討している人もいるかもしれません。

しかし、資格を取得しようとしても、受験資格がなくてあきらめざるをえないケースもあるのです。「中卒」「高卒」といった学歴によって、取得できる国家資格・公的資格にも違いがあります。

ここでは、中卒でも取得可能な資格や高卒で挑戦できる資格を確認していきましょう。また、中卒でありながら「高卒」が条件の国家資格・公的資格に挑戦したい人に向けて、その方法を解説しています。

中卒でも取得可能な国家資格・公的資格一覧

中卒で取得できる資格というのは中卒で受験できる資格であり、受験資格が問われない資格のことです。国家資格・地方自治体が資格を認定する公的資格の中にも、中卒で取得できるものがいくつもあり、資格を取得すれば仕事をするうえでも直接的なメリットが得られるものも多数です。

たとえば、独占業務があり企業にも設置義務が課せられる資格の一つが、宅地建物取引士(通称:宅建士)です。不動産関連の仕事を職にしたい場合、取得しておくと非常に有利でしょう。

また、国内旅行に携わる場合に役立つのが、国内旅行業務取扱管理者の資格。さらに、飲食業界はもちろん、メーカーなどにも活躍の場が広がる調理師や製菓衛生士も中卒で挑戦できる国家資格・公的資格なのです(勤務経験など一定の条件はあり)。この他にも、クリーニング師や貴金属装身具製作技能士などがあります。

高卒であればなお多くの資格に挑戦できる

中卒でも多くの資格を取得できますが、資格試験の中には、高卒が条件になっているものも多数あります。つまり、高卒であればなお多くの資格に挑戦できるということになります。ここでは、高卒なら受験できる国家試験・公的資格について見ていきましょう。

栄養士や栄養管理士、美容師になるためには、厚生労働大臣が指定した所定の学校を卒業する必要があります。管理栄養士や美容師になる場合は、さらに国家試験に合格しなければなりません。

また、中卒だと条件がかなり厳しくなる資格の一つが保育士資格です。原則は高卒以上であることが国家試験を受ける条件。中卒の場合は、児童福祉施設で5年以上かつ7200時間以上にわたる勤務経験が必要です。

また、大学や短大で特定の単位を修得しなければならない教員免許、指定の学校や養成所に通ってから国家試験に合格しなければならない歯科衛生士や看護師なども、高卒が条件の国家資格といってよいでしょう。

高認をとれば中卒でも受験できる資格が増える

高校に進学しなかったり高校を中退したりした場合、受験できる資格は、高卒と比べるとどうしても少なくなってしまいます。しかし、「高校から通いなおす余裕がない」という場合に、ぜひ検討してもらいたいのが高卒認定試験(以下、高認)です。

高認に合格したからといっても、最終学歴が「高卒」になるわけではありません。しかし、「高校を卒業した人と同等以上の学力がある」と公的に認めてもらうことが可能です。これにより、大学や短大・専門学校の受験資格はもちろん、「高卒」が条件となっている各種試験にも挑戦できるようになります。

高認は、一度の試験で全科目に合格する必要がありません。また、一度合格した科目については再度試験を受けなくて大丈夫です。働きながら受験勉強にいそしむ人も多く、非常に挑戦しやすい試験でもあります。高卒が条件となっている資格試験に挑戦したい人は、ぜひ検討してください。

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