なぜ高校に行きたくないと感じる?高卒認定試験を受けるのがおすすめ

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高校に行きたくないと感じると、「留年してしまう」「卒業できない」などの不安を感じ、どうすればよいのかわからなくなることがあります。しかし、高校に行きたくないと感じるのは珍しいことではなく、決して悲観する必要はありません。

この記事では、なぜ高校に行きたくないと感じるのか、その理由や対処法を解説します。また、高校に行かない選択肢の1つとして、高卒認定試験を受ける方法もあります。高卒認定試験に合格すれば大学への進学も可能なので、ぜひ覚えておいてください。

高校に行きたくないと感じる理由とは

高校に行きたくないと感じる理由は人によってさまざまです。ここでは、どのような理由で高校に行きたくないと感じるかを解説します。

高校に行きたくないと感じる理由は人によってさまざまです。ここでは、どのような理由で高校に行きたくないと感じるかを解説します。

学校生活に対する不安やストレスがあるため

学校生活に対して漠然とした不安やストレスがあり、高校に行くのが嫌になることがあります。こうした気持ちが続くと、結果的に不登校になってしまうケースも少なくありません。

東京都教育委員会の調査によると、不登校の要因として最も多いのが「学校生活に対してやる気が出ない」という理由でした。そのため、「やる気が出ない」「無気力」といった状態は、高校に行きたくないと感じる大きな要因の1つといえます。

引用:東京都教育庁指導部「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

人間関係に悩んでいるため

友人や先輩、後輩、先生などとの人間関係がうまくいかないと、学校に行きたくなくなることがあります。特に、いじめやハラスメントを受けると、学校に行くのが苦痛に感じてしまうでしょう。

高校生活では、1日の大半を他の生徒や先生と一緒に過ごすため、人間関係がうまくいかないと大きなストレスを感じてしまいます。その結果、学校に行くことが負担に思え、不登校につながるケースも少なくありません。

学習面で悩んでいるため

高校の授業についていけなくなったり、授業がつまらないと感じたりすると、勉強が大きなストレスとなり、学校へ行くのが負担になることもあります。

また、高校では学業成績によって生徒に順位がつけられるため、成績不振が続くとプレッシャーを感じてしまい、学校に行きたくなくなるでしょう。

さらに、成績不振を理由に親から叱責されたり、友人にからかわれたりすると、学校への苦手意識が強まり、ますます登校をためらうようになります。

高校に行きたくないと感じるのは珍しいことではない

行きたくないと感じるのは珍しいことではない

特別な人だけが「高校に行きたくない」「学校に行くのが嫌」と感じているわけではなく、多くの人が同じような気持ちを抱えています。高校に行きたくないと感じることは決して珍しいことではなく、悲観する必要はありません。

無理して登校を続ければ、心や体に負担がかかってしまいます。そのような場合は、思い切って学校を休み、心身をしっかりと休めることが大切です。

真面目な生徒ほど、「休むこと」に罪悪感を抱きやすいですが、無理をすればするほど状況が悪化してしまいます。

「学校を休むと留年してしまう」「卒業できなくなる」と不安になるかもしれませんが、まずは心と体の回復を優先しましょう。

高校に行きたくないと感じたときの対処法

高校に行きたくないと感じたときの対処法

ここでは、高校に行きたくないと感じたときの具体的な対処法を解説します。

休息してリラックスする

ストレスが蓄積しているときは無理をせず、しっかりと休息をとることが大切です。高校生は1日8~10時間の睡眠が推奨されているため、まずは十分な睡眠を確保しましょう。ぐっすり眠るだけでも、気力や体力が回復しやすくなります。

セルフケアの方法は人それぞれですが、厚生労働省は以下の方法を推奨しています。

・体を動かす
・今の気持ちを書いてみる
・腹式呼吸を繰り返す
・「なりたい自分」に目を向ける
・音楽を聴いたり、歌を歌ったりする
・失敗したら笑ってみる

引用:厚生労働省「こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト」

また、栄養バランスのとれた食事を心がけることも重要です。大豆製品や乳製品、卵、牛肉、豚肉などは、睡眠の質を高める栄養素が含まれているため、積極的に取り入れるようにしましょう。

気持ちを整理する

リラックスできたら、自分の気持ちを整理し、「どうして学校に行きたくないのか」を紙に書き出してみましょう。たとえば、「校風が合わない」「いじめられる」「授業についていけない」といった理由が、はっきりと見えてきます。

学校に行きたくない理由がわかれば、その問題を解決するための具体的な方法が見えてきます。

また、親はお子さんが気持ちを整理するサポートを行い、高校に通うことを無理強いすることは避けましょう。高校は義務教育ではなく、現在の高校に通い続けなくても、さまざまな選択肢があります。

信頼できる人や専門家に相談する

「学校でハラスメントを受けている」「いじめや人間関係が不安」「先生と合わない」などの人間関係が原因で、高校に行きたくないと感じる方も多くいます。そのような場合は、スクールカウンセラーや教育相談センターの相談員などに相談するようにしましょう。

また、国の機関ではさまざまな悩みを抱えている子どもを守るために、以下のような電話相談窓口を設けています。無料で利用できるため、学校に行くことに不安を感じているのであれば、気軽に相談してみてください。

文部科学省:24時間子供SOSダイヤル

法務省:こどもの人権110番

厚生労働省:まもろうよ こころ

信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが前向きになることがあります。一人で抱え込まずにまずは誰かに話してみてください。

高校に行かない選択肢も考えてみる

どうしても高校に行きたくないのであれば、高校に行かない選択肢も考えてみましょう。在籍している高校に通わなくても、通信制高校や定時制高校に転入・編入する、または通信制高校と併用できるサポート校に通うという選択肢もあります。

大学進学を目指すのであれば、高卒認定資格を取得するという方法があり、高卒認定試験に合格すると、大学への受験資格が与えられます。

また、勉強が嫌で高校に行きたくないのであれば、就職するという選択肢があります。無理に今の高校に通い続けるのではなく、自分にとって最適な道を選ぶことが大切です。

高校に行かないと大学進学はできない?

高校に行かないと大学進学はできない?

日本の大学に進学する方法として、以下の方法が挙げられます。

・高校卒業(一般的なルート)
・高卒認定試験(高校を卒業していない場合)
・その他の特別なルート(インターナショナルスクール卒業や海外の高校卒業資格など)

高卒認定試験に合格すると、大学への受験資格が与えられるため、高校に行かない場合の現実的な選択肢になるでしょう。

大学入試の選抜方式には以下があります。

・一般入試(一般選抜)
・学校推薦型選抜(指定校推薦・公募推薦)
・総合型選抜(旧AO入試)
高校に通うと、これらすべての入試を受けられる可能性があり、さまざまな方法で大学進学を目指せます。この点は、在籍している高校に通い続けることのメリットです。学校推薦型選抜や総合型選抜は、面接や小論文での評価が中心となります。

高卒認定試験に合格し、高卒認定資格を取得した場合、基本的に一般入試(一般選抜)がメインの受験方法となりますが、大学進学自体は可能です。

高卒認定試験とは

高卒認定試験とは

ここでは、高卒認定試験の概要と合格するための対策を解説します。

高卒認定試験の概要

高卒認定試験とは、高校を卒業していない人が「高等学校卒業と同等の学力がある」ことを証明できる文部科学省が主催する国家試験です。

高卒認定試験に合格すると、大学や専門学校への進学や受験資格が「高卒以上」の国家資格や職業にチャレンジできます。何らかの理由で高校を卒業できなかった場合でも、高卒認定試験に合格することで、さまざまな道が拓けます。

高卒認定試験に年齢制限はなく、9年間の義務教育を修了(中学を卒業)していれば基本的に誰でも受験が可能です。試験は年に2回(8月・11月)実施され、詳細は以下のサイトで確認できます。

文部科学省「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」

受験科目は7科目(必修科目6科目+選択科目1科目)で、40~50%以上を得点することが合格の目安とされています。

高卒認定試験に合格するための対策

高卒認定試験は基礎的な内容が中心であり、しっかり対策すれば独学でも合格は可能です。しかし、受験科目は7科目で出題範囲が広く、効率よく学習しないと短期間での合格は難しいでしょう。

効率よく学習するために、予備校や塾を利用するのも有効な手段です。予備校や塾は高卒認定試験を徹底的に分析しており、短期間で合格するためのノウハウを把握しています。

予備校や塾に通うと、高卒認定試験に精通しているプロの講師に直接教えてもらえるため、短期間の勉強で合格できる可能性が高まります。わからないことがあれば、その場で質問できることも大きなメリットです。

効率よく短期間で合格したい人や苦手科目が多い人、独学だと続かない人は予備校や塾に通うことをおすすめします。

高卒認定試験の受験対策ができる予備校や塾は数多くあり、資料請求や個別相談会への参加を通じて、自分に合った予備校や塾を選びましょう。

まとめ

高校に行きたくないと感じるのは、誰にでもあることです。休息してリラックスしたり、信頼できる人に相談したりすることで、問題が解決する可能性があります。

高校に行かなくても、「サポート校に通う」「高卒認定資格を取得する」などの選択肢があり、自分に合った方法で道を切り拓けます。

高校をやめても、高卒認定試験に合格すれば大学進学は可能です。効率的な学習ができる予備校や塾もあるので、短期合格を目指す方は利用を検討してみてください。

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