【大学入学共通テストを受ける人必見】高卒認定試験に出願・合格したら何をすべき?
高卒認定試験(高認) に合格したら、「大学入学共通テストを受けよう」と考えている人もいるかもしれません。しかし、実際の高卒認定試験の出願時に「所定の書類を提出しなければならない」「試験結果が郵送されるのが1ヵ月後」「合格後どのような道が開けるのか」などを具体的にご存じでしょうか。
ここでは、大学入学共通テストを受ける人に向けて、高卒認定試験出願・合格時に何をすべきなのかをまとめて解説していきます。
高卒認定試験を受ける場合は出願時に所定の書類を提出
大学入学共通テストを受ける条件は、高卒者もしくは高卒認定試験に合格していることです。高卒認定試験は、7月(第1回)と11月(第2回)の年に2回行われます。しかし、この合格者(合格見込者)もしくは第2回試験出願者として、大学入学共通テストを受験する場合は、所定の書類を提出することが必要です。
提出すべき書類については、募集要項などに記されています。いずれも出願資格を証明するためのものです。以下に挙げるもののうち、いずれか1通を提出できれば大丈夫です。
1)高卒認定試験合格者の合格証明書もしくは合格証明書のコピー
2)高卒認定試験合格見込者の合格見込成績証明書もしくは科目合格通知書のコピーおよび在籍している高等学校の単位修得見込証明書(高卒認定試験合格に必要な試験科目分を含む必要がある)
3)第2回高卒認定試験出願者の大学入学者選別大学入学共通テスト出願資格申告書
高卒認定試験の合格証明書を紛失して再発行する必要があったり、在籍している高校から単位修得見込証明書などを発行してもらう必要があったりする場合は、なるべく早めに手続きをしておきましょう。
試験結果が郵送されるのは1ヵ月後
高卒認定試験の試験結果が郵送されるのは、約1ヵ月後です。合格している場合は、合格証書、一部科目に合格している場合は科目合格通知書が送付されます。しかし、その年度終わり(3月31日の時点)で18歳未満の人には合格証明は発行されません。
大学入学共通テストを受ける場合は、郵送された合格証書もしくはそのコピーが必要です。しかし、第2回高卒認定試験を受験する人は、大学入学共通テスト出願までにその結果が間に合いません。そのため、文部科学省に合格見込成績証明書の交付を申請してください。
合格したら大学・短大への道が開かれる
高卒認定試験に合格すると、将来の進路の可能性は広がります。大学・短大・各種専門学校の受験資格を得ることができますし、大学入学共通テストを受けることももちろん可能です。また、一部国家試験や公的資格試験にも挑戦することができるでしょう。
大学の一般入試や大学入学共通テストを受ける際、高卒認定試験の合格者だからといって何らかの不利益をこうむることはありません。高卒者と全く同じ土俵で、大学入試に臨むことができます。高卒認定試験に挑戦し、合格した経験が自信につながることもあるでしょう。