高卒認定試験の願書の書き方や郵送方法、必要書類とは?

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高卒認定試験の願書は、入手や提出に期限があります。期限間際になって慌てることがないように、願書の書き方や必要な書類を事前に把握・準備しておくことが大切です。

本記事では、高卒認定試験の願書の書き方について紹介します。願書の郵送方法や出願に必要な書類についても詳しく解説するため、高卒認定試験の願書の書き方や提出方法がわからない人は参考にしてみてください。

高卒認定試験の願書はどこでもらえる?

高卒認定試験の願書をどこでもらえるのかわからない人もいるでしょう。願書を入手するには、受験案内の書類を請求するか、配布場所へ受け取りに行く必要があります。

パソコンまたはスマートフォンで請求する場合

パソコンまたはスマートフォンで請求する場合、まずは「テレメール資料請求受付サイト」にアクセスしてください。サイトを開いて「資料案内を請求する」を選択したら、必要事項を入力します。

通常は請求してから3~5日後に届きますが、請求した曜日や住んでいる地域により前後することがあります。そのため、出願期間に間に合うように、なるべく早めに請求することが大切です。資料案内が届いたら、同封されている「料金支払い用紙」の内容に沿って、送料を支払いましょう。

配布場所へ取りに行く場合

配布期間になると、各都道府県教育委員会及び各都道府県で願書を配布しています。都道府県によっては各市町村で配布しているケースもあるため、配布場所について確認する場合は各都道府県教育委員会に問い合わせしましょう。

配布場所へ願書を取りに行く方法は、パソコンやスマートフォンで請求する方法とは違い、送料がかかりません。自宅の近くに願書の配布場所がある場合は、直接受け取りに行くことをおすすめします。

願書の入手には期限がある

高卒認定試験の願書は、入手期間が定められています。願書の配布場所へ直接受け取りに行く場合の入手期間は、出願期間と同じです。

ただし、パソコンやスマートフォンで請求する場合の請求受付期間は、出願期間と異なります。郵便を利用するため、請求受付期間の終了直前には請求できません。

請求受付期間に願書を請求できなかった場合、出願期間の3日前までにテレメール速達対応で請求する必要があります。郵便の事情などにより、請求してから手元に届くまでに時間がかかるケースがあるため、余裕を持って手続きを行うことをおすすめします。

高卒認定試験の願書の書き方

以下では、高卒認定試験の願書の書き方について、項目ごとに詳しく解説します。

記入漏れやミスが発生しないよう、事前に確認しておきましょう。

氏名、受験地と本籍、生年月日

氏名の濁音や半濁音は、1マスとして数えずに記入してください。

受験地と本籍は、受験地及び本籍地コード表を参考にしながら書きます。住んでいる都道府県以外での受験も可能です。出願後に受験地の変更は基本的にできません。しかし、引っ越しなどのやむを得ない理由がある場合、指定日までに出願事項変更願を提出することで、受験地を変更できます。

生まれた年は和暦で記載してください。たとえば、平成15年8月1日生まれの場合、「15年08月01日」と記入します。

受験する科目

今回の試験で受験する科目の「受験」の欄に〇をつけます。過去の高卒認定試験で合格済みの科目については「合格」に〇をつけてください。高校や専修学校、技能審査などで合格している科目は「免除」の欄に〇をつけます。

また、受験・合格・免除の合計が、合格要件を満たしていない場合、「合格要件に満たない理由」の欄に該当する数字を入れてください。該当する数字がわからない場合、受験案内を確認しましょう。

最終学歴

学歴コードを参考に、最終学歴を2桁の番号で記入しましょう。中学校卒業の場合は「01」と記入します。

免除を受けられる資格

認定試験の「一部免除を受けることができる資格」の表を参考にしながら、2桁の番号を記入します。該当する番号が1つの場合は左側の欄に番号を入れ、2つ以上ある場合は上の番号から順番に入れましょう。

免除を受けられる資格がない場合は、未記入で問題ありません。

過去の受験状況

「過去の受験状況」の表を参考にしながら、当てはまる番号を記入してください。

現在の高卒認定試験にはない科目に合格している場合は「2」を、過去に出願はしたものの受験しなかった場合は「3」を入れます。

特別措置受験

身体上の障がいがあり、特別措置受験を希望する場合は〇をつけます。

特別措置受験を受けるためには、出願書類のほかに「高等学校卒業程度認定試験身体障害者等受験特別措置申請書」と「医師の診断書」が必要です。

提出書類をもとに、文部科学省にて特別措置受験ができるかの審査が行われます。

現住所

電話番号・携帯電話の欄には、確実に連絡がとれる連絡先を記入しましょう。住民票に記載されている住所と異なっていても問題ありません。書類に不備があった際に確認の連絡がとれない場合、出願が無効となる場合があります。

「受験票・試験結果等の送付先」の欄には、現住所と異なる場合のみ記載します。

学歴

中学以降の学校名や入学年度などを記入してください。このときに、学校名の記載漏れがないように注意しましょう。

受験料

日本政府が発行した収入印紙を購入し、受験料(収入印紙)貼付欄の枠内に貼りましょう。収入印紙は郵便局や郵便物を取り扱うコンビニなどで入手できます。収入印紙が枠内に収まらない場合、余白部分もしくは裏面に貼ってください。

なお、収入印紙にかかる料金は、受験する科目数によって異なります。

高卒認定試験の願書を郵送するまでの流れ

高卒認定試験の願書の記入を済ませたら、出願期間内に提出する必要があります。提出に必要な書類は複数あるため、漏れがないよう事前に確認しましょう。

以下では、高卒認定試験の願書の提出方法について解説します。

提出書類を揃える

受験案内の資料に同封されている、提出用の封筒に必要書類を入れます。

提出に必要な書類は以下の通りです。

・受験願書と履歴書

・受験料(収入印紙)

・写真2枚(4cm×3cm)

・住民票もしくは戸籍抄本

・試験科目の免除に必要な書類

写真は無地の背景で、顔がはっきりと確認できるものを撮影します。出願前6ヶ月以内に撮った写真を使用し、同じものを2枚用意してください。なお、プリクラや帽子を被っている写真は受理されないため、注意が必要です。

提出書類のなかには、発行までに時間がかかるものがあります。提出期限を過ぎることがないように、余裕を持って準備することが大切です。また、提出後に書類を確認できるように、提出書類のコピーを手元に残しておきましょう。

簡易書留で郵送する

高卒認定試験の願書は、簡易書留郵便で発送する必要があります。ポスト投函や直接持参による出願はできません。

必要書類を封筒に入れたら、郵便局に備え付けられている「書留・特定記録郵便物等差出票」に必要事項を記入し、窓口に提出してください。手続きの際に郵便局から受け取る「書留郵便物等受領証」は、大切に保管しましょう。

受験票が届く

提出した高卒認定試験の願書に不備がなければ、文部科学省から特定記録郵便として、受験票・受験科目決定通知書・試験会場案内図及び注意事項が入った封筒が届きます。郵送先は、願書に記入した現住所です。

受験票が届いたら、内容に誤りがないか確認しましょう。受験票に不備があった場合や、手元に受験票が届かない場合は、文部科学省に問い合わせをしてください。

また、提出した書類に不備があり、受理されない場合は文部科学省から電話や手紙などで連絡が入ります。書類の不備が解消されないと受験できないため、連絡内容の指示に従い、速やかに対応しましょう。

まとめ

高卒認定試験の願書は、スマートフォンまたはパソコンで請求するか、配布場所へ受け取りに行くことで入手できます。願書の請求期間や配布期間は定められているため、早めに入手しましょう。

また、願書の書き方がわからない方は、この記事で紹介した内容を参考に、早めに準備しておくことをおすすめします。出願期間の期限に遅れることがないように、余裕を持って準備を進めましょう。

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