高認に合格したら、国家資格の受験が可能?おすすめの資格を解説
高校を卒業できていないから国家資格を受けるのは無理だとあきらめている人がいるかもしれません。しかし、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験、以下、高認)に合格すれば、国家資格の取得にチャレンジできます。経済的な動向が読みにくい時代だからこそ、安定した収入を得やすい国家資格を取得する魅力がいっそう大きくなっています。
高認に合格すれば受験できる国家資格、取得できる国家資格について確認しておきましょう。
高認に合格すると、どんな資格が取れる?
高認合格後に受験資格を得られる国家資格は30種類近くにのぼります。合格することで仕事の選択肢が増えるのはもちろんのこと、現在、その国家資格にかかわりある職に就いている場合は、待遇が改善する、キャリアアップできるといった可能性もあり、高認を受験するメリットが大きくなっています。
高認合格後に受験できる国家資格の中でよく知られているものには、以下のような資格があります。
・幼稚園教員資格
・小学校教員資格
・第一種衛星管理者免許
・第一種作業環境測定士
・職業訓練指導員
・保育士
・林業普及指導員
・土地区画整理士
・水産業普及指導員など
なかには、試験がない国家資格もあります。
・司書補
・安全管理士
・衛生管理者
・安全管理者
・食品衛生管理者
・店社安全衛生管理者
・ダム水路主任技術者
・ボイラー・タービン主任技術者など
これらは、高認に合格すれば取得できるものです。これらの資格取得を目指すのであれば、まずは高認受験を検討すべきでしょう。
実務経験が必要なものもある
たとえ、仕事をしながらでも合格を目指せるのが高認の大きなメリットです。高認に合格したあと、これらの国家資格取得を目指す場合も、そのほとんどが仕事をしながら資格取得を目指せるものになっています。仕事と学びを両立し、高認合格後に国家資格取得まで一気にステップアップするという人も少なくありません。
しかし、中には「保育士」や「建築物環境衛生監理技術者」「衛生管理者」など、定められた期間実務経験を積むことが求められる資格もあります。高認の合格以外に、ある程度の実務経験が必要になる資格の取得を希望している場合は、関連する職に就いている人でない限り、資格取得までに少々時間がかかるのは否めません。
自分の希望する国家資格に「実務経験が必要なのか」「どのような実務経験が求められているのか」を詳しく知りたいという場合は、担当する各府省庁に問い合わせてみてください。